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コラム

年末年始に増幅する不安 最近の大晦日は東京・上野の東京文化会館で行われるベートーベンの交響曲第一番から第九番までを一気に聴くコンサートに行っている。そして、これも毎年のことだが、交響曲の合間の休憩時間に携帯電話を確認すると、当事者からのいくつかのショートメールが来ている。大晦日に一人の当事者は誰かとつながりたい、と思うのだろう。 そのうちの...[記事全文]

一日中見ていた  私が後見人となっている伯父が他界した。 あの「金魚!」と叫んだ伯父である。パーキンソン病で自由に身動きできない伯父と金魚のいきさつは昨年10月10日付け本コラム「おじさんがホームで『「金魚!』と言ったなら 高齢化時代を受け止める、とは何か」と昨年11月28日付け「『金魚!』で変わる伯父の表情 高齢者施設の居室で飼育して...[記事全文]

「おかしい」の直感  約1年前、古巣の新聞社の記者やデスクら複数の同僚が集まった飲み会の席で、障がい者の就労移行事業という福祉の現場にいる私に元同僚はこんな質問をしてきた。 「今なら、何の取材をする?」。 そこで即座に答えたのが「中央省庁の障がい者の法定雇用率」だった。 「絶対に雇用率を満たしていない官庁がある。外務省とか財...[記事全文]

 障がい者が詩を書く、さまざまな立場の人が障がいを詩にする―。詩の題材を障害に求めることについて、オーストラリアの詩人、メリンダ・スミスは障害が芸術の題材に適しており、詩として描くことは、「芸術を創り出す」行為であると話した。自閉症の長男に関する自作「遁走曲~アスペルガーと診断されて~」を傍らに、論理的かつ哲学的に説明された障害と詩の関係性に、新し...[記事全文]

「ケアステージ」始動  障がいや疾患、その他様々な原因で「生きづらさ」を感じている方々、その家族や友人、関係者による「ココロの詩」を募集します―。このたび、こんな企画を立ち上げた。4年前から「ケアメディア」推進プロジェクトとして、「ケアメディア」なる概念を広め、何らかの原因で生きづらさを抱えた人とつながり、ケアしやすい、ケアされやすい社会づく...[記事全文]

特別を口にする前に  今年4月に就労移行支援事業の診療報酬の改訂が通達され、障がい者を「就労をさせる」だけではなく「定着させる」ことにも注力しなければならない状況になっている。就労への取り組みに日々追われる中で、定着支援も加わり、各就労移行支援事業所は大変な思いをしているだろう。かく言うわれわれも、定着支援が大事なのは分かって取り組んできたつもり...[記事全文]

「発達障害」をなぜ?  6月9日に神奈川県を走行中の東海道新幹線「のぞみ265号」の車内で3人が死傷した事件で、22歳の男性加害者に関する情報をめぐり、メディアの微妙なスタンスの違いが浮き彫りになっている。「発達障がい」を強調するテレビメディアや、入院歴を明記する新聞社「障害者施設」の表記とともに加害者彼には「障害」をにおわす新聞社等―。 ...[記事全文]

精神疾患を超えて  精神疾患、不登校、ADHD(注意欠陥/多動性障害)、不登校、閉鎖病棟への入院-。こんな符号で私を惹きつけた音楽グループ「SEKAI NO OWARI」(セカオワ)は、一般的かつ絶大な人気を獲得し幅広いファンをその世界観への共鳴とともに魅了し続けている。男性3人(Fukase, Nakajin, DJ LOVE)と女性1人(...[記事全文]

精神的被害で提訴 身体拘束された記憶をたどり、その話が口から語られるとき、誰もが下を向く。悔しく、悲しく、切ないその日、その時の場面を思い出すときの表情は暗く、悲しげだ。人によっては、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断を受けてもおかしくないほどの様子を見せる人もおり、その過去によって未来を描けずに苦しんでいる人もいる。 聞いている...[記事全文]

南スーダンの風景から 南スーダンの日報問題を目にするたび建国間もない、灼熱の乾いた同国の首都ジュバを思い出す。その時は束の間の平和の季節だったようだが、それでも私は町の市場を写真撮影しただけで、警察に連行されるほど、内戦の火種は残り、緊張は続いていた。2012年3月、スーダンから分離独立し建国した高揚感の中、国連平和維持活動(PKO)の一環として...[記事全文]


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