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コラム

国立病院の虐待  「いじめられたくないんやったら黙っててよ」「患者って立場を忘れんときや」。  独立行政法人国立病院機構宇多野病院(京都市右京区)で、難病による障がいがある患者に看護師が暴言を吐いていたという。言葉も怖いが、関西言葉の凄みもある。さらに看護師は暴言だけではなく、ベッドを蹴ったりする虐待行為を繰り返していたと確認し、調査をした京都...[記事全文]

自己肯定のない子供  「私は親から愛されていない」。そんな苦悩を抱える女子中学生がラインで伝えてきた内容が心を揺さぶる。辛くて切なくて、沸々と怒りがこみ上げてくる。  それは、この中学生が小学校だった時、母の日の出来事だったという。その女の子が学校で書いた母親への感謝の手紙。そこには「お母さん、産んでくれてありがとう」と無邪気に綴ったが...[記事全文]

 いささか品の無い諺を引き合いに出して恐縮だが、「江戸いろはかるた」の1枚に、『屁を放って尻窄め』という札がある。失敗が明らかになった後、あわてて隠したり取り繕うことの例えなのだが、先ごろ政府が閣議決定した「精神保健福祉法改正案」と、それをめぐる一連の騒動を眺めていると、「屁を放って…」の一節が思い出されてならない。相模原市で起きた障...[記事全文]

意欲の多様性  以前本稿「常識脱し新たな『大学』考えよう」でも紹介した名古屋市にある発達・知的障がい者向けの法定外「見晴台学園大学」の2017年度がスタートした。二学年の課程のうち新入生が3人で、在校生が3人、全学生6人である。私は基礎課程の「教養と人生」の一部を担当しており、まずは第一回目の「メディアと生活」の授業を行った。私の授業に6人はそれ...[記事全文]

投げつけられた写真  2012年、高い空の下でススキが風に揺れていた季節。殺風景な空間で私はある知的障がい児の母親と対面していた。母親は体を硬直させ、私は正座をし、少し背中を丸めた小さな塊となっていた。母親は私の書いた記事に異議を申し立てていた。この母親が問題にしたのは、知的障がい児である兄を持つ小学生の「次男」と、自分の息子との交流を描写した部...[記事全文]

虐待、暴行の素地  精神疾患者への暴言、虐待、暴行-。内部告発や外部からの訴えで精神疾患者の現場の対応が世間を賑わすケースが目立っている印象がある。被害者にとっては表現できないほどの悔しさや苦しさに心痛極めたのだと思うと、私も胸が苦しくなる。  日々、精神疾患者と共に歩もうとしている自分にとっては、それら虐待行為により精神疾患者と当事者の距離が...[記事全文]

 精神科病院内における患者虐待を、まるで認可するかのような裁判判決が言い渡された。石郷岡病院(千葉市中央区)精神科で発生した、入院患者に対する暴行致死事件。傷害致死の疑いで逮捕された元准看護師2人に対し、千葉地方裁判所は3月14日、1人に無罪、もう1人に罰金わずか30万円の支払いを命じる判決を下した。傷害致死罪の訴えを退けた理由について高橋康明裁判...[記事全文]

減少する自殺者数  2016年の自殺者数は21764人(速報値)で、前年比2261人(約9.4%)減、内閣府が毎年発表する年間自殺者は1998年に急増して3万人以上になった「3万人時代」から、政府が対策に乗り出し、2012年から3万人を割り込み、5年連続の減少となった。2万人時代が定着し、1万人時代も見えてきたが、まだまだ「大きな塊」であることに...[記事全文]

 認知症を合併している高齢患者の入院受け入れに対し、多くの急性期病院が二の足を踏んでいる。ある医療経営専門誌が実施したアンケートによると、認知症を有する(その可能性が高い)高齢の急性期患者について、『入院受け入れには消極的』と回答した病院が、有効回答数の80%強を占めていたという。理由として最も多かったのは、「認知症の中核及び周辺症状によって救急医...[記事全文]

子供が暴れ出す  東日本大震災で発生直後から現場入りして支援活動をしている私が震災後6年経過しても関わり続け、そしてよりよい未来を一緒に描きたい、と思い続けている現場がある。 それは宮城県気仙沼市本吉町地区の知的障がいのある子供を持つ母たちのグループ「本吉絆つながりたい」である。 震災後の子どもたちの変化は凄まじかった。しかし、被災地の中でも...[記事全文]


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