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「ボロボロにされた女性」が集う施設のリアル | 貧困に喘ぐ女性の現実 

「ボロボロにされた女性」が集う施設のリアル | 貧困に喘ぐ女性の現実

この連載「貧困に喘ぐ女性の現実」ではこれまで、大学生、精神疾患、離婚、ひとり親、非正規労働、パワハラ被害、DV被害、キャリアを認められない高学歴、単身の中高年――と、さまざまな悲劇を見てきた。今の日本は離婚や精神疾患など、女性が一度レールから外れると、貧困に転落し、なかなか戻ることができない社会になっている。
もはや誰もの目の前に、ウンザリする現実がある。この連載だけでも普通に学生生活を送りたいだけの女子大生がカラダを売り、ブラック労働や男性上司のパワハラから立ち直れなくて障害者になって苦しみ続けていたり、また精神疾患に悩む非正規労働者が生活保護を断られて自殺未遂なんてこともあった。
20年前だったら極めてマイノリティだった絶望的な風景が日常となってしまった。彼女たちは、このまま苦しいまま生涯を終えるしかないのか。筆者と編集者は課題解決のすべが見つからず、いつも頭を抱えていた。
われわれはその答えを求め、東京唯一の婦人保護施設「いずみ寮」の横田千代子施設長に連絡を取った。婦人保護施設、そして横田施設長は女性に特化した支援者であり、貧困などでボロボロになった女性たちを保護、支援するそのキャリアは30年を超える。日本は家父長制度から男性優位、男尊女卑が根づいている社会なので、賃金格差などで明らかなように女性たちのほうが生きづらい。婦人保護施設は生きづらい女性たちの、最後のセーフティネットとなっている。
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