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相次ぐ教員のわいせつ「まさか先生が…」で隠される被害 学校の性暴力をテーマに漫画化

教員による児童・生徒へのわいせつ行為が相次いでいる。2019年度にわいせつ・セクハラ行為をして処分された公立小中高校の教職員は、2018年度に続き過去2番目に多い273人だった。
なぜ、学校で性暴力が起きてしまうのか。どうして被害が表に出にくいのか。マンガ『言えないことをしたのは誰?』(講談社)は、教員から生徒への性暴力をテーマにその実態に迫る作品だ。
舞台はとある中学校。教師から性被害にあうも自分のせいだと思い込まされ事実を打ち明けられないでいる生徒のため、主人公の養護教諭・莉生が奔走する。
「スクールセクハラは圧倒的な権力関係の中で起こるもの」と語る作者のさいきまこさん。マンガに込めた思いを尋ねた。